ベーパーロック現象 |
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(ヴェイパーロック現象) |
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ベーパーロック現象とは・・・自動車のフットブレーキが過熱した際に、伝達系統である液圧系統内部に蒸気 (=vapour)による気泡が生じ、そのために利かなくなることをいう。「ヴェイパーロック」とも表記される。 これは、自動車などのブレーキに採用されている、液圧式ブレーキではある程度避けられない現象で、強い、または長い制動での際に発生する。ブレーキに使われている摩擦材が持った熱の冷却が間に合わずにブレーキキャリパ(ブレーキディスクをはさみこんで摩擦を発生させる部品)が加熱し、制動力を伝達するブレーキフルードの一部が沸騰してしまいブレーキ配管内に気泡がまざることによって起こる。液体はほとんど圧縮されないため効率良く圧力を伝えることができるが、気体は容易に圧縮されるために圧力をうまく伝えることができなくなる。そのため、ブレーキペダルからの力がブレーキキャリパまで伝わらなくなり、結果としてブレーキがきかなくなる。この状態を、ヴェイパーロックと呼ぶ。症状としては、それまで踏み応えのあったブレーキペダルに反力が無くなり、数回ポンピングしても制動力が立ち上がらない状況となる。 気泡が発生するとブレーキが利かなくなるのは、蒸気圧が温度の関数であって体積の関数ではないことである 。即ち、ブレーキペダルを踏んでも、ブレーキの液圧系統内部の気泡を潰すだけで、ブレーキ液の圧力はほとんど変化しない。要するに、ブレーキ液の蒸気は圧力をかけると体積が縮むだけで、さほど圧力が上がらないということである。泡がなければ液体の体積は圧力によって縮まないから、ブレーキが利くわけである。 ベーパーロック現象は、主に、高速域での強いブレーキングや、長い下り坂でのフットブレーキの使用過多により発生する。フットブレーキを解除することで、多くの場合は、走行風により冷却され、やがて回復する。長い下り坂などでは、あらかじめ速度を落とすことや、低めのギアを選び、エンジンブレーキ・回生ブレーキや、その他の補助ブレーキ(排気ブレーキ、リターダ)による制動を効果的に利用することで、フットブレーキへの依存度が低くなり、ベーパーロック現象を予防できる。 ☆予防
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この用語集はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から転用しています。 |
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